地球の動物たち  アフリカゾウ

タンザニアのンゴロンゴロ・クレーターは、国立公園ではなく、ヒト(マサイ族)と野生動物が共存できる保全地域です。世界遺産の中でも貴重な、世界複合遺産に登録されています。

 

およそ300年前にできたというカルデラの大きさは、東京23区と同じくらい。

標高差600メートルの外輪のおかげで、隔離された生態系が形成され、霧が発生しやすく湖があって、乾季にも緑が残るため、多種多様な野生動物が暮らしています。

 

立派なキバを持つ、40歳を超えるオスと出会いました。最近はキバの短いアフリカゾウが多くなった、と言われています。密猟により大きなキバを持つゾウが殺され、生き残った、キバの短いゾウ同士での交配が進んだ結果だと。

 

胸が締めつけられます。