地球の動物たち  ガラパゴスペンギン





ガラパゴス諸島は、南米エクアドルから太平洋を西に約900Km、赤道上に位置します。
南からの冷たいペルー海流、北からの暖かいパナマ海流、深層のクロムウエル海流が島に当たることで起こる湧昇流(ゆうしょうりゅう)、という3つの流れが交わることで、海の生物を豊富にしています。


固有種のガラパゴスペンギンが見られるのは、100以上もある島々の西側、フェルナンディナ島やイサベラ島周辺です。
体長は50cmほど、世界には18種のペンギンがいますが、大きさは小さいほうから3、4番目くらいです。
海中を飛ぶように泳いで、豊かな海の恩恵である魚を素早く捕まえます。


今では海洋汚染や、漁業による乱獲などで生息数は減少しています。
1963年に浜松市動物園に入来した一羽が国内唯一となっています。この一羽は1965年に上野動物園に移されました。


求愛行動は有名な、くちばし鳴らしや頭回しをします。外見と同様、求愛行動も可愛らしいです。